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2008年11月22日(土)
東府中駅
期間:11月01日~11月14日
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3月15日から府中市美術館で開催されている
「南蛮の夢、紅毛のまぼろし」展は、なかなか奥が深く 選りすぐりの作品がそろった展示会です。 南蛮とはポルトガルやスペインのこと。 紅毛とはオランダの意味で、安土桃山時代に栄え 鎖国の時代を経た「南蛮文化」に焦点を当てて紹介しています。 珍しい絵や美しい作品が多い上に 国宝や重要文化財もいくつか展示されているので 規模は小さくても、会場はかなり重厚な雰囲気が漂っていました。 ただ作品が飾ってあるだけではなく、今回は南蛮文化を 歴史的な流れに沿って紹介しているので 物語性を帯びているためか、なかなかわかりやすくていいです。 異国の文化を単純に楽しむ時代や、キリスト教の 布教を試みて、確固たる目的を抱いた時代もあれば キリスト教禁止令による殉教者たちの悲しみの時代もあり…と 南蛮文化の流れが丁寧に描かれていて「なるほど、この文化は こんなに奥が深く魅力的だったのか」と目からうろこが 落ちる様な感じがしました。 個人的には踏み絵が一番衝撃的でした。 絵と言うからには一枚紙なんだろうと、この言葉を教わった時から 勝手にイメージしていたのですが、会場で見たそれは 分厚い木の枠の中に、銅の様なものがはめ込まれている 結構しっかりしたもの。 うーん、実物を見てみないとわからない物って意外とあるんだなぁ。 それにしても、実に面白いテーマです。 小規模だけど山椒のようにピリリと辛い、そんな粋な展示会。 これはいちおしですよ。 もう少ししたら、この美術館までの道はきれいな桜並木に なりますから、桜を愛でながら遠い南蛮文化に 想いを馳せるのも粋かもしれませんね。 さらに良く知りたい方は、毎週金曜日に行われる 学芸員さんのギャラリートーク(14:00~)や 毎週日曜日の20分スライドレクチャー(14時と15時の2回)に 参加するのもいいと思います。 展示会の期間は5月11日(日)まで。 料金は一般600円、高大生は300円、小中学生は150円です。 もちろん京王パスポートカードを提示すれば 2割引になってお得です。一般券なら480円で購入できます。 また作品は4月14日の休館日をめどに、前期と後期に分かれて 展示替えがあるようです。 大半の作品が入れ替わる予定なので、2度に分けて 足を運ぶのもいいかもしれません。 桜や新緑を楽しみながら、文化に触れる。 そんな一日も素敵ですね。 掲載日付:2008/03/22
沿線ライター:かぶらぎみなこさん
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